以前から「好きなことで生きる」という言葉がブームになりましたがその言葉を鵜呑みにして稼げず混乱している人も多いと思います。「好きなこと」をマーケティング出来ることでビジネスとして成立するのです。
目次
「好きなことで生きる」に騙されるな!
どうも!グリーバルマーケッターのMOTO @mmoto001です。
以前、
汗水垂らして働くものであるという古い時代のアンチテーゼとして、
YOUTUBERが起点となり「好きなことで生きていく」という概念が一大ブームとなりました。
ホリエモンの著書でも
「好きなことだけで生きていく」というタイトルの本が出ていましたね。
特に、YOUTUBERを見ていると、
表面的には「好きなことだけして稼いでいる」ように見えやすいですからね。
ただ、、、、
僕が思うにそういうブームに乗っかって、
「好きなことだけで生きる」というキャッチーな言葉だけが独り歩きして、
多くの人達は、
「社畜から抜け出して好きなことをやれば稼げるんだ!」
ってかなり勘違いしています・・・
そして、
そろそろ、
「あれ?好きなことだけじゃ生きられないんじゃねえ?」
って蟻地獄にハマっていることに気づいている人達も出てきていると思います。
そして、
「好きなことで稼げた」インフルエンサー達は、
「なんでいつまでも嫌いな仕事やってるの?
今はネットの時代で個人の時代だから好きなことをやれば稼げるよ!」
ってなことを発言するわけですが、
それは間違いではないけど、
多くの人には当てはまらないってことです。
そもそも「好きなことで生きる」には3つの大きな問題点があるので
そこからお話しします。
問題点1:好きなこととニーズが合致しているか?
「好きなこと」と「市場ニーズ」の大きな割合が合致しているタイプの人にとっては、
好きなことで稼げるというのは半分正解でしょう。
この合致している割合が大きければ大きいほど、
ビジネスでも大きく稼げることを意味します。
もし、あなたの好きなことが、
世の中の面白い商品を日々購入して
それをユニークな解説付きで毎日YOUTUBEに動画をUPすることだった場合、
その動画が世の中のニーズと大きく合致していれば、
大きく稼げる可能性が高いということです。
まあ、大きく合致していなくとも、
多少なりとも合致している部分があれば稼げますが、
収益率は悪くなります。
例えば、
南の離島でダイビングしながらカフェ経営していて
収益性は低いけど、好きなことを優先してやっているというような
好きなことメインでやっている人もいるでしょう。
それはその人のライフスタイルなのでいいと思いますが、
ビジネスで収益を高めていきたいのであれば、
その合致する割合が低ければ高めることはできないのです。
で、、、
まだ、
多少なりとも合致していれば
多少なり稼げるのですが、
「好きなこと」と「市場ニーズ」とが全く合致してない人は、
どれだけ「好きなこと」をやっても稼げないってことになります。
そして、
95%ぐらいの人達は、この好きなことと市場ニーズは合致する割合が低い、
もしくは全く合致していないことのほうが多いのが現実かと思います。
だから、「好きなことで生きる」は言葉の響きはいいけれど、
それを鵜呑みにすると結構厳しい現実が待っているよ。
という話になるのです・・・・
問題点2:マーケティングの視点がスッポリ抜けてしまっている。
次に問題なのが、
「好きなこと」だけではビジネスとして成立しないってことです。
例えば、
当たり前ですが、
ゲームをすることが好きなことだとして、
ひたすらゲームをやっていたとしてもそれはビジネスにはなりません。
その好きなゲームをYOUTUBERとしてゲーム実況するか、
ブログでゲームレビューや攻略法などコンテンツとして役立つ形に変えて提供することで、
広告料が貰えたりしてビジネスとして成立するのです。
更に言えば、
多くの人達が同じゲーム実況や同じゲームレビューを書いていたとして、
あなたも同じ視点でゲーム実況をしたりゲームレビューを書いたとしても
そこには価値が生まれず、
ビジネスとして成り立ちません。
最低限、周りのライバルの動向やリサーチをした上で、
このゲーム実況×レビューの組み合わせでやってる人がいないから
そのポジションでやってみよう。
というマーケティングが出来て
ビジネスとして成立するわけです。
僕自身も昔は、
服が大好きでデザイナーをやっていた経験がありましたが、
服が好きだからと言ってそのまま、
「服」にこだわり過ぎてやっていたら今はないわけです。
ある程度、
マーケティングを学び実践して、
資金も増やすことが出来た現段階であれば、
「服」でどうすればニーズと合致させてビジネスとして成立出来るか?
戦略は用意出来ます。
昔なら、
服が好きだからデザイナーとして成功するんだ!
みたいな視点でしょうが、
マーケティングを体得した今であれば、
・スタイリストによりパーソナルスタイリング出来るアプリ系か、
・ハイブランドなどのシェアリングクローゼットサービスとか、
時代とニーズに適合させたサービスを作るってことです。
つまり、
「好きなこと」をビジネスとして成立させようと思えば、
マーケティングの視点が必要になってくるってことです。
問題点3:「好きなこと」よりも「自分の強み」という視点が重要!
最後の問題点が、
「好きなこと」という狭い枠で考えていると、
市場とマッチしていないのに、強引にでも好きなことで稼ごうとします。
勿論、前述したように、
「好きなこと」と「ニーズ」が合致していれば稼げますが、
そうでないケースのほうが多いのです。
だから、
「好きなこと」よりも
「自分の強み」で稼ぐという視点を持った方が良いです。
じゃあ、自分の強みを見つけるのか??
自分の強みってどう探せばいいの?
ってなると思うのでお伝えしておきます。
❶ワクワクして没頭出来ること
❷習得したいこと
❸悩み・問題
❹弱み・欠点
❺改善出来たこと
❻絶望・後悔・失敗したことこれらは全てあなたの強みに
変換出来るものであり、磨けばビジネスとして
マネタイズが出来るもの。— MOTO@グローバルマーケッター (@mmoto001) 2018年7月4日
以前、ツイッターでも呟きましたが、
一概に「自分の強み」といっても色々な種類があります。
もう少し、要点をまとめると
下記の5つで考えたほうがわかりやすいかもしれないですね。
❷習得したいこと
❸悩み、弱み、改善出来たこと
❹成功談
❺失敗談・絶望
もう少し具体的に解説しましょう。
❶ワクワクして没頭出来ること(好きなこと)
これを「好きなこと」と言い換えてもいいでしょう。
そして、好きなことで生きるというのは、
自分の強みの中の1つに過ぎないってことです。
勿論、その好きなこととニーズがマッチしているのであれば、
好きなことを仕事にすればいいですが、
もし、
少ししかマッチしていない、
もしくは全くマッチしていなければ、
他の強みからアプローチするほうがいいでしょう。
そして、
個人的にはニーズがないなら、
別の強みで稼げる軸を構築してから
好きなことをするほうがいいのではないかと思います。
❷習得したいこと
習得したいと興味関心がある時点でそれはあなたの強みになります。
別に習得したいことは、
何でもいいです。
ビジネスマーケティングでも、
その中の、ブログ集客でも、SNS集客でもいいでしょうし、
投資、英語、料理、ヨガ、瞑想、キックボクシング、ダイエット、子供の教育・・・
なんだってOKです。
そして、
あなたが習得したいと思っている時点で、
ニーズともある程度合致している可能性が高いです。
だから、
習得したいことを習得しながら、
体験ベースでよりわかりやすく教えたりするブログやSNSなどで発信していけば、
ビジネスとして成立する可能性は高いです。
❸悩み、弱み、改善出来たこと
悩みや問題点も自分の強みに変換することが出来ます。
尚且つ、自分が悩んでいることは他人も悩んでいる可能性が高いので、
ニーズもあるでしょう。
例えば、
あなたの悩みがコミュニケーション障害で人とあまり話すことが出来ず、
恋人が出来ないことが悩みだとしましょう。
であれば、
それを色々な方法を勉強して、試して、実験して、
少しでもコミュ障が改善出来たり、
恋人が出来たりすれば、
その情報は現在もなお、コミュ障で悩んで恋人が出来ていない人からすれば、
かなり有益な情報になるのです。
つまり、
あなたの悩み、問題、欠点、改善できたことは、
ビジネスとして成立しやすいのです。
❹成功談
これは、わかると思いますが、
あなたが成功した経験は他の人も成功したいと思っている人がいる可能性があり、
ビジネスに出来るでしょう。
僕であれば、一番最初はアフィリエイトで月10万円ぐらい稼いで
その成功体験を元に、どうやって稼いだのか?をひたすら情報を発信して、
また実験検証して成果が出たことを教えてまた実験して・・・
を繰り返して7億円以上稼ぎました。
ビジネスを教えるってことでなくても、
ある程度、多くの人が乗り越えられない壁を超えられた成功体験であれば、
ビジネスに繋げることは出来るでしょう。
❺絶望、後悔、失敗したこと
今までの人生であなたが絶望したことや後悔したこと、失敗したことも
経験という強みに変換することが出来ます。
当然、
絶望や後悔、失敗は積極的に味わいたい人は少ないと思います。
だからこそ、
あなたの過去の絶望、後悔、失敗の経験が大きければ大きいほど、
同じ失敗を繰り返さないための情報を提供をしてあげることが価値になり、
ビジネスとして成立しやすいです。
失敗して挫折から成功まで繋がるとより良いのですが、
失敗のままでもどうやってその失敗を回避出来るのか?
だけでも十分に価値はあるのです。
わかりやすい例でいえば、
口コミとかもそうですよね。
「今話題のこのレストランに行ったけど●●が想像とは違ってめっちゃ不味かった・・・」
これは失敗談だけど、
これから行こうとしている人からすれば、
価値ある情報ですよね。
以上、
あなたが好きなことでなくとも、
色々とあなたの強みはあるのです。
そして、
むしろ、あなたの好きなことよりも、
それ以外の4つからの強みのほうが、
ニーズと合致する可能性が高いのです。
次に自分の強みのブレインダンプしよう!
「好きなこととニーズがマッチしてないんじゃないか?」
って思っている人は、
この自分の5つの強みを紙やマインドマップなどで書き出してみてください。
書き出して視覚化させることに意味があるので。
【実践】それぞれ最低5つ以上書き出してみましょう。
❶ワクワクして没頭出来ることは何か?
❷習得したいことは何か?
❸悩み、弱み、改善出来たことは何か?
❹成功談は何か?
❺失敗談・絶望は何か?
これを出すだけで色々発見があるはずです。
好きなことに捉われて稼げないままか?
自分の強みは何か考えてニーズと合致することで
ビジネスとして成立させるのか?
「自分の強み」×「ニーズ」×「情熱」が合致するポジションを見つけよう!
自分の強みを書き出したら、
今度は、
「自分の強み」×「ニーズ」×「情熱」が合致する部分を探していく必要があります。
書き出した中で、
・ニーズと合致しているか?(他の人に価値を提供できるか?)
・情熱があるか?
を考えてみてください。
ちなみに、
ここでは「情熱」という耳障りの良い言葉を使っていますが、
・楽しめるか?
・継続出来るか?
という視点で考えてもいいでしょうし、
・苦手ではないこと
・嫌いではないこと
という視点で考えてもいいでしょう。
情熱とは何か?を考え過ぎて、
色々考えた結果、そもそも自分には情熱がない・・・
みたいなことを言う人もいるのですが、
情熱なんてものは、
情熱がある人と出会って話したり、
自ら積極的に行動しているからこそ湧き上がってくるものだったりするので、
行動していなければ情熱なんてなくて当然なんで気にすることはないです。
なので、
苦手ではないとか、嫌いではないという、
ネガティブな側面から考えたって別にいいのです。
結論:好きなことで生きるではなく、自分の強み×マーケティングで生きよう!
まとめると、
「好きなことで生きる」という言葉はキャッチーで耳障りの良い言葉だけど、
色々誤解を生みやすい言葉であり、
そのまま鵜呑みにすると蟻地獄にハマって抜け出せなくなります。
なので、
1:マーケティングを学びビジネスとして成立させるスキルを学ぶ
2:好きなことだけでなく、自分の強みを生かしてビジネスに繋げる
この2つの視点を取り入れれると、
好きなことで生きる蟻地獄から抜け出して、
大きな羽を手に入れて羽ばたくことが出来るでしょう。
好きなことに捉われ過ぎている人達が多かったので記事にしてみました。
現場からは以上です!
ではでは。
MOTO