どうも。
マレーシア在住の起業家&投資家のMOTOです。
僕は昔から日本の学校教育が大嫌いです。
中学生ぐらいの頃から、
学校の教育システムにずっと違和感がありました。
なんのために面白くもない勉強をしないといけないのか?
ずっとよくわからなかったのですが、
今なら言語化出来るので言語化しようと思います。
そもそも、
本来の学問を学ぶということは、
人生をより自由により豊かにしていくものだと思うのですが、
現代の日本の学校教育を
真面目に学ぶほど不自由になり豊かではなくなっていきます。
学校教育で植え付けられた古い価値観に
苦しんでいる人達も多いですよね。
僕自身も、
ばりばり日本の教育を受けて育ってきて、
昔から疑問を持ち反抗してきましたが
それでもかなり影響を受けています。
今回は、
なぜ日本の学校教育がオワコンなのか?
そして、
その洗脳から脱出すると人生が自由になっていく。
という話をしたいと思います。
目次
日本の学校教育がオワコンな理由
そもそも、
今の日本の学校教育が終わっている理由は、
戦後の高度経済成長期で活躍出来る人材を
効率良く育成するための教育のままだからです。
裏の理由は、
マッカーサーが日本の敗戦時に、
今後アメリカに歯向かわない従順な日本人を作るための教育なわけですが。
1950年代~1980年代ぐらいまでは、
従順なサラリーマンを量産して国力を高めて行きたかったので、
まだ機能していた教育ですが、
これからの個人の時代には全く合わないのです。
そして、
今後、
今の教育のまま、
従順なサラリーマンを10、20年かけて育成したとしても、
2040年頃にはほとんどの仕事をAIがやっていて、
今のサラリーマン制度は崩壊している可能性が高いので、
今の教育はむしろ弊害になる可能性が大です。
そもそも、
新卒採用、終身雇用、年功序列制度などは、
なくなっていくでしょうし、
1つの会社だけで働くスタイルではなく、
複数のプロジェクト単位で仕事をスタイルに変わっていきます。
与えられた仕事をこなす人材は不要で
個性を伸ばして自分の頭で考えられる
クリエイティブな人材が求められます。
今の日本の教育では、
そういうクリエイティブ人材は育たないどころか、
時代と逆行しているのでそんな教育を
普通に受けていると生きづらくなります。
今の日本の学校教育はオワコンどころか形骸化しているのです。
個人を重視する教育・吉田松陰の松下村塾
そもそも、
江戸末期、明治時代の教育はもっと素晴らしい教育でした。
特に、
吉田松陰の松下村塾での
教育は個人を重視する教育だったのです。
教育者の考えを押し付けるのではなく、
それぞれの個性や長所を伸ばすことに長けていた教育で、
・教科書は作らない
・ルールは絞られない教育方針
・生徒同士の討論
・生徒が講義をする
など
松下村塾は吉田松陰が死刑になるわずか
2年ちょっとしか開講出来ていなかったにも関わらず、
幕末の歴史を動かす偉人(伊藤博文、山県有朋、高杉晋作などなど)を数多く輩出したわけです。
今の時代にマッチしている教育方針だと思いますし、
僕が好きな教育方針でもあります。
もっと、
こういう考え方が
今の学校教育にも取り入れられるといいのにと
常々思っていますし、
僕が運営しているビジネスコミュニティでは、
少なくとも一方通行で教えるような教育ではなく、
この松下村塾の思想の影響を受けています。
日本の学校教育のヤバイ7つのこと
僕がこんな日本の教育を受けて育っていると
ヤバイことになっていく思うことを
もうちょっと具体的にお伝えします。
(1)集団行動の価値観の強制
まず、
学校では時間割に沿って1クラス30人ほどの集団で、
規則正しく行動することが求められます。
時間に遅れたり、
他のクラスメンバーとは違う行動を取ると叱られます。
そして、
何かで目立ったりすると、
周りからイジメられたりします。
こういう教育を受けていると、
次第に周りのみんながやっていることと同調することに
安心を感じるようになっていきます。
ビジネスで成功するためには、
みんなと逆なことをやる必要があるのに・・・
周りに同調することが安全であると無意識に植え付けられていくと
自分の意思や意見を持たなくなり、
誰かの指示をもらわないと動けない人間になっていきます。
(2)平均点が高いことを重視する
一般的な学校では、
1つの教科がズバ抜けているよりも、
どの教科も平均的に伸ばそうとします。
算数だけ100点とっても、
国語と理解と社会が10点だったら、
先生に「算数はもういいから、他の教科の勉強をしなさい!」
と言われるわけです。
昔は、
総合的にどれも出来る人材のほうが
幅広く色々と使える人材に出来たからその名残があるわけです。
でも今の時代は違いますよね。
たとえ、ゲームでも突き抜ければ稼げる時代です。
なんなら、
「play to earn」という新しい概念さえ生まれてきています。
ゲームしていれば稼げる時代です。
そんな中、
どれも平均的に出来る必要があるという
価値観を植え込まれると個性や強みを潰されていきます。
ビジネスで成功するためや、
これから求められる人材に必要な要素は、
平均的に出来る人よりも、
何か1つ突き抜けていることです。
色んな教科が満遍なく出来るよりも、
1つだけ特化して突き抜けているほうが
成功しやすい時代です。
最初は、
何が得意かわからないと思うので、
色々経験させることは大事ですが、
そこで算数が得意で好きかもとなれば、
算数だけをどんどん伸ばし続けるほうがいいってことです。
(3)1つの正解に執着する
学校では、
ひたすら1つの正解を教え込まれます。
テストでも、
マークシートであったり、
1つの正解だけを求めるテストが多いです。
まあ、そのほうが、
教育する側からすると効率が良いからですが・・・
ただ、
そんな1つの正解だけを求めるテストとかやっていると、
世の中には常に1つの正しい答えがあると勘違いして
1つの正解ばかりを求める人間になります。
ビジネスでも、
どういう人生を送るか?でも、
正解なんて人それぞれ違います。
1つの正解に縛られている人ほど、
身動きがとれず苦しみ上手くいかないのです。
だから、
1つの正解を暗記するよりも、
どうやって正解を導き出すのか?
そういうプロセスを自分の頭で考えられることのほうが大事なわけですが、
そういう思考プロセスを鍛える教育は、
教師の思考レベルも求められるので
中々出来ないのが現状でしょう。
(4)点数で評価される
一般的な学校では、
テストの点数で評価されます。
「今回のテストの点数が何点だったの?」
「次回のテストはもっと点数を取りなさい!」
先生からも親からも
ひたすら点数を高めることだけを強要されます。
そして点数が悪かったら罰を与えられたりします。
そういう教育を受け続けると、
数字に感情を動かされるようになります。
SNSでのいいね数やYouTubeの再生回数とか、
銀行の貯金額の数字とか、
そういう数字が変動することで、
感情を揺さぶられながら生きていくことになります。
それってしんどいですよね・・・
僕も完全にはこの呪縛からは抜け出せていませんが。
後、
テストの点数を取るために学ぶというように、
本来の学問を学ぶ目的がズレていきます。
これが間違っていると
今ならわかりますが、
中学生や高校生の時、
僕がずっとモヤモヤしていたのは、
点数を高めてどうなるんだ?と疑問に感じていたから
勉強もあまりしませんでした。
でも、
大人になった今は、
より成長したり自由になったり豊かになっていくためには
学ぶことが重要だと腑に落ち、
学生時代は全く勉強しなかったのに、
今では積極的に学ぶようになりました。
(5)減点方式の弊害
学校のテストは基本的に100点満点で、
間違うたびに減点されていきます。
こういった減点方式に慣れていくと、
欠点やマイナス部分によりフォーカスするようになっていきます。
良い点は無視して、
悪い点ばかり見るようになります。
当たり前ですが、
悪い所ばかり見ていると、
どんどん自己肯定感も下がっていきます。
自信もなくなっていきます。
自己肯定感が低い人が日本人に多いのは、
こういう減点制度から来ていると僕は思っています。
更に、
この減点制度で
失敗や間違うことが「悪」という価値観も植え付けられていきます。
そうなると、
何か新しいことにチャレンジして失敗するぐらいなら
チャレンジしないほうが良いんじゃないか。
という思考になって何も挑戦出来ない人間になっていきます。
挑戦というのは、
人が幸福になるための1つのファクターだと思っているので、
その挑戦がないだけで人生の幸福度はガクンと落ちるのです。
(6)夢を潰すドリームキラーが多い
何か大きな夢や目標を掲げると、
平気で潰してくる教師が多いように思います。
実際に僕も、高2の秋頃、
いきなり国公立の芸大を目指すと言い出した時に、
「おまえなんか今からやっても1次試験の実技も受かるわけない」
と言われた憤慨したことを今だに覚えています。
必死でアトリエに通ってデッサンの練習をしたので、
実技は受かりました。
ただ、
勉強をあまりしなかったので学科で落ちましたが・・・
全ての教師がそうではないにしても、
その教師自身が夢をどう実現すればいいか?
知らないことが多く、子供の夢を平気で潰したりします。
「もっと現実的な夢を考えろ!」
みたいなことを言ってきます。
しかも、
その教師は良心で言ってくるのでたちが悪いのです。
運悪く、
そういう教師が担任になってしまうと、
自分の夢を諦めて現実的に(身の回りの人達と同じこと)を
選択するようになります。
本当は、
誰にでも、どんなことでも、
実現出来る可能性があるにも関わらず・・・
(7)お金の教育がない
今の世の中は、資本主義世界にも関わらず、
学校でお金の教養を教えられることがありません。
なんなら、
お金の話はタブーとさえされています。
資本主義って、
お金のことを勉強している人が有利に生きられる社会のことですよ。
それなのに、
お金の勉強がないのは、
どう考えてもおかしいでしょ!!!
そして、
お金の教養を学んでいないために、
社会に出て、浪費したり、高金利の借金をしたり、
お金の問題で苦しんでいる人が非常に多いのです。
子供の頃から、
お金の勉強をちゃんとやっていれば、
日本人であれば誰でも億万長者ぐらいにはなれるんですけどね。
これらの腐敗した学校教育を素直に守っていれば、
上司の意見に歯向かわず、何の疑問を持たず、
従順に労働し続けてくれる人間が育つわけですが、
もう今の時代には完全に合っていないのがわかるかと思います。
本来の教育の本質からかなりズレていますし、
これからの時代にもマッチした人材も育成出来ないのです。
僕に子供が出来たら、
今の日本の一般的な学校に通わせることはまずないでしょうし、
仮にどうしても日本で教育を受けさせなければいけないという場合は、
かなり学校を吟味して上記のような教育をしていない学校を探すでしょう。
学校教育の洗脳から脱出して有利に生きるためには?
ただ、
既にそういう学校教育を受けてきたことを
憂いても仕方はないので、
これから有利に生きていくためには、
その洗脳から抜け出す必要があります。
じゃあ、どうすればいいのか?というと、
上記で挙げた7つのことの逆をしていけばいいのです。
(1)自分軸をしっかり持つ
まず、
「周りの人達がどうだから自分も同じにする」みたいに
他人軸で生きていることから卒業して自分軸で生きることです。
これはいつも言っていることですが、
自分の軸で生きていないと、
かなり生きづらくなっていきます。
正解が無限にある世界で、
何を選んで生きていけばいいかわからないし、
他人や社会に振り回されて生きないといけないわけですから。
どうすれば自分軸を作ることが出来るか?は、
下記のブログ記事に書いているので、
自分の人生で大事な価値基準から考えて
自分の軸を作っていきましょう!
(2)平均点よりも強みを伸ばす
なんでも平均的に出来るよりも、
個性や強みを伸ばしたほうが希少人材になれます。
個性や強みを伸ばしていくためには、
それ以外のことを捨てることが重要になります。
捨てて捨てて捨てまくったその先に、
それでも残ったものが個性や強みです。
そして、その個性や強みを磨いて突き抜けましょう。
(3)思考力を鍛える
1つの絶対的な答えがあると信じないこと。
与えられる答えに価値がないということ。
これを理解しましょう。
そして、
自分の頭で考える習慣を身につけましょう。
思考力を鍛えることも
一般的な学校では教えて貰えない場合が多いので、
自分でトレーニングするしかないと思います。
鍛えられる書籍をピックアップしているので、
こちらもチェックしてみてください。
(4)数字だけに囚われずプロセスを楽しむ工夫をする
数字や結果だけにフォーカスするのではなく、
そのプロセスを楽しむ工夫をする訓練をすることです。
テストで良い点数を取ることよりも、
学ぶことを楽しめる工夫をするこのとほうが大事だということです。
そして、
どんなことでも楽しむ工夫が出来るようになれると最強です。
僕もサラリーマン時代、
ダンボールにハンガーを1日ひたすら詰める
というみんなが嫌がる仕事がありました。
でも、その仕事をどうすれば面白くなるか考えた所、
ゲーム制を取り入れました。
同僚と一緒に、
どちらのほうが早く詰められるか勝負をして、
負けたら昼ごはんを奢るようにやっていましたが、
かなり楽しみながら出来るようになりました。
どんな面白くない仕事でも、
工夫次第で楽しめるスキルがあると最強なのです。
楽しむ工夫が出来ると、
継続出来るようになるし、
その先に成果も出てくるし、
人生が圧倒的に愉しくなります。
(5)加点方式に変える
一般的な学校で教育される減点方式から、
加点方式にマインドを変えていく必要があります。
・自分や人のダメな所ばかりを見るのではなく美点発見を心がける
・現状足りている所を見るようにする
・悪口を言わない
ただ、
マインドだけを変えよう!としても、
中々変えることが出来ないので、
オススメは、毎日、感謝ノートをつけることです。
寝る前に、
1日で感謝出来たこと(どんな些細なことでもOK)や、
自分の良い所をノートに20~30個書き出すだけです。
それを半年ぐらい続けていると、
少しずつ、足りている所にフォーカス出来るようになっていきます。
足りている所にフォーカス出来るようになっていくと、
自己肯定感は高まり、人生がかなり楽になります。
(6)夢は応援してくれる人にだけ語る
夢を誰かに語る場合、
誰にでも話すのではなく、
その夢を応援してくれる人にだけ話すようにしましょう。
家族や教師でも、
反対したり、否定する人には話す必要はないと僕は思います。
例えば、
「将来、海外移住して学校を作ることが夢なんだよね~」
と言った時に、
「何言ってるの?もっと現実見たほうがいいよ」
みたいなことを言う人には語らないということです。
「それいいね。それ応援するよ!海外移住したら遊びにいくからね!」
みたいなことを言ってくれる人にだけ話せばいいのです。
「否定されて辞めるぐらいだったらそれぐらいの夢だったということだ!」
という意見もありそうですが、
僕は、全員が全員、最初からそれぐらい強い夢があるとは思いません。
ちょっとずつ、
育まれる夢もあると思っているからです。
(7)お金の教養を高める
最後に、この世が資本主義である限り、
自らお金の教養を学ぶ必要があります。
お金の教養とは何か?
ざっと挙げると、
・お金の歴史
・経済学(資本主義とは何か?)
・お金の使い方
・お金の守り方
・お金の稼ぎ方
・お金の働かせ方
こういった基本的なことを
一通り学んでおくべきです。
学校や社会では誰も教えてくれないですが、
今の資本主義を生きる上では必須の知識ですし、
知らないとお金の問題で苦労することになります。
また、
もっとしっかりお金の教養が学べる
オンライン講座とか作ろうとは思います。
学校教育の洗脳から抜け出して自由になるための話の結論
僕らが学んできた日本の学校教育は、
これからの時代にはまず合いません。
真面目に受けてきて
価値観を植え付けられて現状苦しんでいたり、
ビジネスで成功したい場合や
もっと自由な人生を送りたい場合は、
その学校教育の洗脳から脱出する必要があります。
再度、
洗脳から脱出するための方法をまとめておくと、
(1)自分軸をしっかり持つ
(2)平均点よりも強みを伸ばす
(3)思考力を鍛える
(4)数字だけに囚われずプロセスを楽しむ工夫をする
(5)加点方式に変える
(6)夢は応援してくれる人にだけ語る
(7)お金の教養を高める
全てを一気に変えることは大変なので、
1つずつ取り組んでいかれると
もっと自由に生きられるようになっていくでしょう。
もし、
今の学校教育に関して、
この部分は違うよ!とか、
昔と今とではこんな風に変わっているとか、
面白い教育システムを取り入れている学校があるとか、
そういうことがあればメールで教えて頂けると嬉しいです。
ではでは。
本日は以上です。
有難うございました。
MOTO