どうも。マレーシア起業家のMOTOです。
面白い研究結果がありました。
イノベーション思考の先進国20カ国で企業に関する大々的な意識調査が行われた
起業に対する恐怖心が最も高かったのが日本人であり、
日本人が世界でも最も「失敗」をネガティブに捉えている傾向が強いようです。
これは、
僕らが日本の義務教育で
失敗に対する恐怖心を植え付けられて育ってきたからでしょう。
僕の場合であれば、
失敗よりも好奇心が勝っている時は行動出来ますが、
失敗を意識してしまった時とかは、
脳みそが色んな言い訳を考え出して行動できなくなったりします。
20代の頃は好奇心が勝っていて会社を辞めたり、
色んな案件に投資したり、
会社を複数立ち上げて行ったりと
どんどん行動出来ましたが、
30代を過ぎて得るものが多くなってからは、
いつの間にか失敗を避けることが多くなりました。
失敗を避けていると成長出来ないどころか、
チャレンジが出来ず衰退していくので
この失敗に対する捉え方を変えていく必要があります。
そこで、
「失敗の科学」という書籍が非常に面白い視点で解説されていたので、
今回は、その「失敗の科学」から学べる良い視点を
僕なりに抜粋してまとめて記事にしました。
以前、Twitterでもお伝えしましたが
「失敗の科学」読了!中々面白かった。
・人は失敗を恐れるあまり曖昧なゴールを設定する
・失敗から学ぶことは最も費用対効果が良い
・失敗には特定のパターンがある
・考えるな、間違えろ日本人が世界で一番失敗に対して恐怖心を持っているらしい。
失敗の捉え方を変えないと挑戦出来ないよね。 pic.twitter.com/2KGrTJFUAE— MOTO????コンテンツ&コミュニティビジネス起業家 (@mmoto001) October 24, 2020
失敗の科学に書かれていることと僕の考えも交えながら、
「失敗の捉え方」をどう変えていけばいいか?解説していきます。
この記事を読むだけで、
「失敗の捉え方」が変わるのではないかと思います。
(1)人は失敗を恐れるあまり、ゴールを曖昧に設定する
僕は、ビジネスのコンサルを10年以上やってきて思うことが、
目標設定が曖昧で提出される方が非常に多いのです。
「なぜ、目標設定を曖昧にしてしまうのか?」
その原因がこの失敗の科学を読んで
非常に納得しました。
それは、、、
失敗が怖いからです。
失敗の科学で解説されていた
人が失敗に対する行動が下記です。
・人は自分の失敗を認めることが難しい
・自分の失敗には言い訳をして人の失敗は責める
・曖昧なゴール設定だと達成出来なくても誰にも非難されない
・人は失敗すると自分を守るために正当化して間違った解釈で間違った主張をする
無意識だと、
誰もが失敗に対してこれらの行動を取ってしまうのです。
ただ、これらの行動を取ってしまうと失敗から学びを得ることができません。
そのため、
まず、失敗は成長のために必要なことであるという認識に変えて、
失敗をありのまま受け入れるというのが必要となります。
ここで、失敗の科学で記述されている簡単な質問をします。Q1:あなたは判断を間違えることはありますか?
Q2:自分が間違った方向に進んでいることを知る手段はありますか?
Q3:客観的なデータを参照して自分の判断の是非を問う機会はありますか?
もし、すべていいえと答えた人はほぼ学習していない人のようです。
(2)失敗から学ぶことは最も費用対効果が良い
第32代大統領夫人エレノア・ルーズベルト
「人の失敗から学びましょう。自分で全部経験するには人生が短すぎる」
僕が好きな言葉の1つに、
OWNDAYSの田中修治社長の「成功はアート、失敗はサイエンス」という大好きな言葉があります。
【成功はアート、失敗はサイエンス】
田中修治氏(@shuji7771)の金言。
成功するパターンは色んな状況や要因で決まってくるから真似し難い。
失敗するパターンにはある程度共通点があるからその共通点を学び、失点を減らしていけば成功確率が自ずと高くなる。
— MOTO🇲🇾コンテンツ&コミュニティビジネス起業家 (@mmoto001) August 1, 2020
成功への道は無限にあり再現性は低くアートのようなものだが、
失敗するパターンはだいたい決まっているというものです。
これは、
失敗の科学でも言及されていますが、
実は、
成功事例をたくさん学ぶよりも
失敗事例を学んでいくほうが効率が良いということです。
今まで何千人の人達をコンサルしてきても思うことは、
ビジネスをやる上でもだいたい失敗のパターンは同じだったりします。
例えば、
今ぱっと思いつく失敗のパターンだと、
・ゴールが曖昧なまま進めていると結果も出ない
・最初から最高や完璧を目指すと挫折する
・捨てたり、絞りこむ勇気がない失敗する
これらは誰もが経験する失敗のパターンでしょう。
僕も何度もこれらの失敗を繰り返してきました。
あなたも思い当たる節はあるのではないでしょうか?
このパターンだと失敗するというパターンを学習していけば、
結果的にそれが成功パターンを学ぶよりも効率が良いということです。
考えるな!間違えろ
この失敗の科学の中で、
衝撃だった言葉がこの「考えるな!間違えろ」でした。
考えているよりも
間違えを繰り返して改善していくほうが早いということです。
ここで、面白い事例が紹介します。
先進国の中で数学の習熟度で1位の中国・上海市の教育の話です。
そこの教師の数学の授業では問題を出して生徒に解かせて生徒が発表させます。
そして答えが間違っている生徒ばかりを選んで当てていきます。
当てられた生徒達は得意気に間違った答えを他の生徒と共有していくようです。
なぜ生徒達は間違ったことに対して得意気なのか?
それは、
教師が間違いを価値のあるものとして捉えていたからだそうです。
間違えることは良いことだという教えだから、
生徒たちはどんどん間違えることが出来る。
そして、その間違えをみんなで共有することで
みんなが学習できてその結果、
数学の成績が伸びていった事例です。
日本の学校教育は真逆ですよね。
減点方式で間違ったら怒られる。
間違ったら恥をかく。
そういう教育されると間違えたくない、
出来るだけ失敗しないように
完璧な正解を求めるようになっていくし、
あまりにも完璧を目指すあまり
挑戦することさえも怖くなっていきますよね。
失敗や間違えに対して許容できる環境が大事だし、
失敗の捉え方を変えていく必要があると強く思います。
(4)マージナルゲインを超高速で繰り返せ
マージナルゲインとは、
目標を細かく分解して小さな改善を1つずつ改善していくことです。
毎日1%ずつ試して失敗を改善していくと
1年後には38倍の成果が得られるというものです。
失敗をしたままで終わらせている当然、成長はしませんが、
その失敗を少しずつ改善していくことで成長出来るわけです。
ただ、
目標が曖昧でざっくりとしたままだと試すことも出来ないし、
試しても失敗の原因も曖昧になるので改善も出来ないんですよね。
だいたい多くの人はこの目標が曖昧でざっくりした状態で取り組もうとして
どんどん迷子になっていきます。
途中でどこを目指しているのか?わからなくなっていくのです。
そうならず、
着実に進んでいくためには、
まず目標を決めたら、徹底的に細分化すること。
例えば、
自分のコンテンツ「今月有料NOTEを10本販売する」
という目標を決めたとしましょう。
じゃあ、この目標を細分化させていくのです。
例えば、
・集客は?
→Twitterで1000人のフォロワーを集める
・信頼構築は?
→毎日100人にリプをしていく
→毎週土曜日に無料相談会を開催する
→有料のコミュニティに参加してそこで貢献して拡散協力してもらう
どんなNOTEのか?
→飲食業界の失敗のパターンを100個をまとめて分析した結果
・セールス方法は?
→事前告知をして販売開始3日間だけ300円で販売する
→感想をくれるモニターを集める
→NOTEの前半部分を無料公開する
というような感じで、
更に具体的なアクションまで落とし込んでいく。
細分化して実行していけば、
「どの部分が上手くいかなかったか?」という
失敗したポイントが見つけやすいし改善しやすくなります。
これで小さな失敗を超高速で繰り返し改善していくことで
どんどん成長出来るということです。
失敗の科学の要点をまとめると
(1)まず失敗を受け入れること
(2)失敗のパターンを学ぶことが最も効率が良い
(3)考えるな間違えろ!(失敗は価値がある)
(4)マージナルゲインを超高速回転させる
失敗に対する捉え方が変わっていくと、
行動出来るようになり結果も出しやすくなっていきます。
そのために、
まずはみんなで失敗を許容する環境をみんなで作っていく。
もし、あなたが、
経営者や上司なのであれば、
部下や社員が失敗を許容してあげる環境を作れるか?
もし、あなたが、
なにかの先生ならば、生徒が失敗しても許容できる環境を作れるか?
もし、あなたが、
親ならば子供が失敗しても許容出来る環境を作れるか?
それぞれが失敗に対して許容出来る環境を作ることが出来れば、
みんなが伸び伸びと成長していけるのだと思います。
もし、失敗に対する捉え方を変えたい人は、
失敗の科学を読んでみられるといいかと思います。
ではでは。
本日は以上です!
有難うございました。
MOTO