最大のリスクはリスクのない人生を送るリスク
byスティーブン・R・コヴィー
偉人や有名人の格言の中でも
リスクに関して言及されていることは非常に多く、
リスクに対する向き合い方というのが
人生に大きく影響を及ぼすということを表しているように思います。
どうも。
マレーシア起業家のMOTOです。
あなたは普段から「リスク」を取って行動をしていますか?
もし、
・人生にマンネリ化していたり、
・最近、あまり成長していないと感じたり、
・何かしらの成果が出ていないと思う場合は、
リスクを適切に取っていない可能性が高いです。
リスクは取ったほうが良いのではなく、
逆にリスクを取らないと未来に対するリスクが大きくなります。
人は無意識のうちに、
年を重ねて得るものが多くなっていくと
どんどんリスクを避けるようになっていきます。
どうしても人は、
現状の範囲(コンフォートゾーン)の中での行動が楽なので、
意識的にリスクを取ろうとしない限り、
無難に流れてしまいますからね。
ただ、
そのコンフォートゾーンにいる限りは、
成長が鈍化するどころか少しずつ衰退していきます。
将棋の世界で有名な羽生善治さんも、
「リスクを取らないと少しずつ弱くなる」
ということを言っています。
羽生さんは、
日頃からリスクを少しずつ取るようにしており、
「積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にする」
とも言われていました。
同感です。
リスクを意識的にとって生きていかないと成長できないどころか、
人生が腐っていきリスクを取って挑戦している人達の足を引っ張る老害になりかねません。
適切なリスクとは何か?
どうやって取っていけばいいのか?
を具体的にお話していこうと思います。
目次
日本人の大勢が間違っているリスクの捉え方
まず、リスクに関してどういう認識を持っていますか?
多分、
リスク=危険
リスク=無謀な挑戦
リスク=ギャンブル
こういうイメージを持っている人がほとんどじゃないですかね?
・・・
・・
・
でも、
リスクの言葉の意味は「不確実性」です。
実はどんな行動に対しても
大なり小なり「リスク=不確実性」は伴うのです。
リスクを取っていないというのは、
この不確実性がないもの、
確実性が高いものばかりを取っているということになります。
世の中の真理でリスクとリターンは比例します。
投資の世界だけでなく、
人生やビジネスにおいても、
ローリスクハイリターンみたなものは存在しません。
もしそれを信じる人は騙されて逆に大きく損するので要注意です。
なので、
リスクを取れない人は得られるものもないのです。
それどころか、
リスクを取れないことで得られるものがないどころか、
むしろ衰退していくということです。
そのため、
このリスクを適切に取って行動していくことで
成長できたり、様々なリターンを獲得していくことが出来るわけです。
投資漫画のインベスターZでは、
「リスク取ることでで本気になれる」
と言っていました。
リスクを取れない人は
自分の人生にも本気になれないのです。
これも名言ですよね。
僕も大きなリスクを取った時のほうが
本気に行動出来るようになりリターンも大きかったです。
起業して2年目で
タワーマンションをローンで購入して追い込んだ時も、
収益は一気に伸びましたし、
100万円を超える高額なセミナーに参加した時とか
今までとは違う人脈ができましたし、
マレーシアに移住した時は、
海外経営者達とつながることが出来るようになったし、
積極的にリスクを取っていくことで、
得られるものが大きくなっていくのです。
知っていても無視してしまうリスクリターンの大原則
ただし、
「リスクはなんでもかんでもとっていけばいいか?」
と言われると違います。
これは投資の世界でも人生やビジネスでも共通することですが
リスク・リターンの大原則はまず徹底すべきです。
ローリスク・ローリターン
ミドルリスク・ミドルリターン
ハイリスク・ハイリターン
これが大原則です。
多少であれば、自分の努力次第では、
ハイリスクなものを下げたり、ローリターンを高めたりすることは出来ますが、
最初からこの原則を大きく外れたものはあり得ないと思ったほうが良いです。
そのため、
色んな投資やマーケティングのポジショントークにおいて、
このビジネスやこの投資は、
「ローリスク・ハイリターンですよ!!」
と言われることも多いですが、
それは100%嘘です。
フラットな視点で見れば、
ローリスク・ローリターンなのに
リターンの部分だけを強調し過ぎているか?
もしくは、
ハイリスク・ハイリターン
リスクの部分を過小評価してしまっているのか?
もしくは、
相手を騙すために、
ハイリスク・ローリターンと言っているか?
のいずれかです。
昔、
「リスクなしで出来る副業」という言葉が
流行っていた時期がありますが、
そもそも、
リスクなしだとリターンもないのです。
アフィリエイトだって、
金銭的リスクは他の事業に比べれば少ないかもしれませんが、
リスクが少ないことで、
大勢の人達の参入障壁が低くライバルが参入してきやすいので
他の事業に比べて稼げる期間が短いというリスクが存在します。
まず、この大原則は理解すべきです。
リスクマネジメントの極意
リスクとリターンの関係性が理解できれば、
今度はリスクマネジメントが必要になります。
リスクといえど色んなリスクがあります。
どんなリスクも果敢に取り組めば良いわけではないのです。
ここを履き間違えて、
撃沈してしまう人も少ないないのです。
(A)コンフォートゾーンリスク(ローリスク・ローリターン)
このゾーンのリスクは自分の安全領域(コンフォートゾーン内)なので
それほどリスクと感じませんし損失もリターンもあまりありません。
日常生活で例えるのであれば、
レストランでいつもの定食ではなく、
新メニューを試してみるかどうか?
レベルですね。
普段からリスク耐性を高めるために、
そういう小さなリスクを取るようにするというのもありでしょう。
日頃からみんな取ったり出来るリスクです。
(B)保険リスク(ハイリスク・ローリターン)
起こる確率は低いけど起きたら大きな損害を受けるリスクです。
・不動産とかであれば地震や火災で家が崩壊してしまうリスク
・ハイパーインフレが起きて円の価値が1/10になるリスク
・今働いている会社が倒産してリストラされるリスク
など。
起きた場合は尋常でないほどの被害を受けます。
このようなリスクに関しては、
状況やあなたのリスク許容度によって
保険やリスクヘッジ(リスクを分散する)をかけることで
万が一起きた時の損失を下げることは可能です。
この恐怖を煽ってセールスしてくる保険会社は多いのですが、
それを鵜呑みにするのではなく、
自分自身で考えてリスク許容出来るかどうか?考える力は必要です。
(C)成長のためのリスク(ミドルリスク・ハイリターン)
ここが一番大事なリスクです。
成長のために必要なリスクであり、
このリスクを取らないほうがリスクといえます。
例えば、
成長の為のリスクとは、
・環境を変えること
・人間関係を変えること
・新しい経験をすること
・新しい挑戦をすること
・学びや知識に投資すること
それぞれリスクが伴います。
しかし、
これらの成長のためのリスクの場合、
成功しても失敗しても得られるものが大きいのです。
このリスクを取って失敗しても良い経験が残り、
その経験を積み重ねていけば行くほど人生に深みが出てきます。
このリスクを取って失敗をしている経験が少ない人ほど、
厚さがなかったりします。
どうやって成長のためのリスクを取っていくか?
はまた後述します。
(D)無謀なリスク(ハイリスク・ハイリターン)
このゾーンのリスクというのは、
一発退場してしまう可能性のある
ギャンブルで危険なリスクです。
例えば、
・返済出来るあてもない借金をして高配当な株へ投資する
・全く目指すべきこともなくスキル習得もないまま会社を辞める
・全財産を何か1つのものに浪費する
そういう類のものです。
まだ、年齢が若ければ、
こういうギャンブル的なリスクをとっても
挽回するチャンスはあるので経験値のためにやってみるのもありかもしれませんが、
年を取れば取るほど挽回が困難になるのでオススメ出来ることではありません。
この無謀なリスクを取ると高確率で失敗しますし、
仮に成功してしまうとその甘い味を占めてしまい、
何度もこの無謀なリスクを取ろうとして
そのうち、立ち直れないぐらいの大損をして終わります。
そのため、
この無謀なリスクは避けるべきですし、
他のリスクと混同させてはいけないです。
つまり、
人生を向上させていくために
取るべきリスクは(C)の成長のリスクです。
更に、
その成長のリスクに関して、
リスク低減させることも可能です。
リスクを低減させるための3要素
成長の為のリスクを取っていく必要あると言いましたが、
この成長の為のリスクは、
リスクを減らしてリターンを大きくすることが可能です。
どうすればいいか?
3つあります。
(1)情報収集でリスク低減させる
リスクというのは情報収集すればするほど、
低減させることができます。
(A)~(D)どのリスクにも言えることですが。
もちろん、
リスクとリターンの関係で、
かなりローリスクなんであれば、
情報収集するよりもリスクを取ってしまったほうが早い場合もあります。
新しいお店で食べたことない料理を注文してみるとか。
不味いかもしれないというリスクのために
何時間も情報収集していると割に合わないわけです。
そのため、リスクが高いと感じる場合は、
情報収集していけばリスクは低減させることは出来ると知っておきましょう。
株とか投資とかは特にそうですよね。
(2)未来予見の思考を学ぶ
上記の情報収集にも近いのですが、
未来を予見して複数のシナリオを組むことが出来ると
リスクを低減させることができます。
さらにリスク低減出来るだけでなく、
どんな未来が来ても複数のシナリオを考えていると
臨機応変に対応出来るということです。
未来を予見するために学ぶべきことは、
「テクノロジー」と「歴史」です。
テクノロジーは不可逆的であることから、
テクノロジーがどう進化していくのか?をしっかり学べば
タイミングはわからないですが、
時代がどうなっていくか?
大きく間違えた未来予見をすることはなくなります。
また、歴史を学んでいくことで、
その時代において人がどういう行動を取るのか?
という本質的なパターンが見えてきます。
その行動パターンは、未来を予見する上でも非常に役立ちます。
(3)リスクを取っている人達のコミュニティに所属する
環境やコミュニティは超大事だといつも言っていることですが、
リスクを取れるかどうかに関しても言えることです。
当たり前ですが、
周りにリスクを取る人達がいないコミュニティでは、
自分もリスクを取らなくなっていきます。
会社の上司とかが常に無難なことしかしていないと、
あなたもどんどんリスクを取れなくなっていくってことですね。
逆に、
リスクを取りまくっている人達がいるコミュニティでは、
自分もリスクを取れるようになっていきます。
非常に当たり前のことですが、
周りの環境でリスクが取れるかどうか決まってくるということです。
リスクを取っていない人達ばかりの環境で
リスクを取ることは非常に難しいです。
なぜならリスクを取らない人達は
リスクを取ろうとする人達を批判したり妬み
大きな大きな足枷になるからです。
なので、
リスクを取らない人達が周りにいる場合は、
何も言わずにさっと脱出して
リスクを積極的に取っている環境に入ってしまうことです。
マンネリ人生を脱却したければ「成長リスク」をどれだけ取れるか?まとめ
まず、成長の為のリスクを
日々取っていく必要があるということ。
リスクを取れない人は衰退しかないとうこと。
ただ、
無謀なリスクと成長のリスクを間違わないようにしましょう。
そして、
自分の行動に対して
そのリスクはどこのポジションなのか?
考えてみましょう。
リスクと感じる時、
B(保険リスク)
C(成長の為のリスク)
D(無謀なリスク)
のどのポジションか?考えてみるってことです。
成長の為のリスクと判断出来るなら積極的に取ればいい。
その成長の為のリスクだとわかっていても
中々取ることができない場合は、
それに関する情報をどんどん集めたり
未来予見でシナリオを考えていったり、
リスクを取っている人達のコミュニティに参加してみたり。
そうすれば、
成長の為のリスクを取れるようになっていきます。
最後に。
僕の好きな本田圭佑選手のリスクの格言を。
by本田圭佑
ではでは。
本日は以上です^^
有難うございました。
MOTO