モチベーションを上げる方法を徹底的に解説。すぐに使えるモチベーションをあげるテクニックから、継続的にモチベーションを上げる方法、強制的にモチベーションを上げる方法、そしてモチベーションが上げ過ぎてはいけない理由。心理学とビジネスの経験を元にまとめました。
目次
モチベーションを心理学とビジネス視点で見ると・・・
1:モチベーションを上げなくても良いこととは?
2:モチベーションを上げる3段階
3:簡単に出来るモチベーションを上げる21テクニック
4:モチベーションを継続的に上げる目的目標
5:マズローの五段階欲求とモチベーションの本質
6:強制的にモチベーションを高める奥の手
7:モチベーションを上げる方法のまとめ
追伸:モチベーションを上げ過ぎるな!
1:モチベーションを上げなくても良いこととは?
モチベーションを上げる方法をお伝えする前に、
モチベーションの概念から抜け出してしまう。
ということからお話します。
なぜなら、このモチベーションの概念から抜け出せば、
根本的にモチベーションを
上げる必要がなくなるからです。
無意識でも体がわかっている状態にすると、
モチベーションを上げるとか、維持するとか関係なくなるからです。
モチベーションが上がる下がるとかも関係なくなります。
例えば、歯を磨くとか、お風呂に入るとか、習慣化されているので
頭とはあまり関係なく行動に移すと思います。
他にも寝る前の30分読書が習慣になっている人からすると
苦も無く毎日読書が出来るでしょうし、
朝5時に起きる習慣の人からすればモチベーションを上げて
朝5時に起きるわけでもないでしょう。
つまり、習慣化させてしまうとモチベーションとかほぼ関係ない状態になるのです。
この状態にするためにはどうすればいいかというと、
毎日、何度も行動を反復して
習慣化させてしまうということです。
簡単でシンプルでルーチン的な作業程、習慣化させやすいです。
そして、毎日反復して同じ行動を同じ時間に同じタイミングで繰り返していけば
約3週間程で最初の習慣化が出来ます。
その最初の3週間が壁でそこまで大変ですが、
3週間継続出来るとやる気を出さなくても行動出来る状態になっています。
ただし、まだ完全に体で覚え込んでいる状態ではないので、
更に続けて約3ヶ月まで進めます。
3ヶ月まで継続するとほぼ習慣化できた状態です。
あまり力を使うこともない状態です。
そして更に約3年間まで続けると、生活の一部となっているので、
逆にやらなければ違和感を感じる状態になります。
複雑で思考を使うものは習慣化させるのが難しいのですが、
シンプルなものであればモチベーションを高める方法を試すよりも
習慣化させるほうがいいでしょう。
ちなみに、この習慣化以外にモチベーションから抜け出すことも可能です。
後のほうで記述しますが、自己実現、自己超越ステージを目指すと
モチベーションの概念から抜け出した状態になります。
2:モチベーションを上げる3段階の方法
それではここから、
モチベーションを上げる方法に入っていきます。
頭ではわかっているけど、行動出来ない。
という状態の時に有効です。
モチベーションを上げるための方法は、
大カテゴリーで分けると3段階あります。
ちなみにモチベーションアップ効果は【1<2<3】です。
すぐ簡単に出来るものは1のテクニックでも十分でしょうし、
腰が重すぎるものは簡単なテクニックではなく、2の目的目標設定、
それでも動けない場合は3の奥の手を使うしかないです。
あなたが何に対して
モチベーションを上げたいのか?
で異なってくるのでここでは知識としてまず知って、
まずは「出来そうなことを一つだけ」試されるといいかと思います。
あれもやろうこれも得ようとすると全く頭に入らないので
「1つだけ活用しよう。」という気持ちで記事を読むとかなり役立つと思います。
では、それぞれ解説していきます。
3:簡単に出来るモチベーションを上げる21テクニック
まず、簡単にモチベーションを上げることが出来る方法からです。
01:場所を変える
普段はいかないオシャレなカフェに行く。旅館、ホテルに行く。
公園にいく。なんでもいいのですが、場所を変えるだけでモチベーションが上がります。
※場のエネルギーが低い場所(ネガティブな人達が多い場所や汚れた場所、暗くて陰気な場所など)に行くと逆効果なので、
気分が上がる場所(ポジティブな人達が多い場所、明るくクリーンな場所など)選びが必要です。
02:仲間を巻き込む
一人でやっていることでも同じ方向性の仲間と一緒にやるとモチベーションが上がります。
ここも逆方向をめざしている人を巻き込むと逆効果なので同じ方向性というのがポイントです。
03:新しいことをする
普段やらないことをやってみるだけでもモチベーションが高まるでしょう。
例えば、普段は使わない道を使って帰るとかでもいいし、普段は食べないお店に行ってみる。
そういうちょっとした新しいことをやるといいでしょう。
04:リーダーシップと責任
自発的に自分の責任になるようにするとプレッシャーがかかりますがモチベーションは上ります。
例えば、飲み会の幹事をやるとかがそうですし、自分が何か企画したものに参加して貰っている場合はモチベーションが上がります。
05:捨ててシンプルにする
色んなものを手に入れようとして欲張っていくと複雑になっていきモチベーションが落ちます。
そういう時に思い切って優先順位が高いもの以外を捨てる。捨てて今やることは1つだけという状態を作ればモチベーションが上がります。
例えば、同時進行している仕事が3つも4つもあってどれからやればいいかわからない時にやる気は落ちますが、1つだけにして他はやらないと決めた瞬間から重荷が一気に軽くなり、それと同時にモチベーションも上がるのです。
06:リスタート
捨てると近いのですが、今自分がどのポジションにいるのか?どうすればいいのか?八方塞がり状態の時はリスタートがいいでしょう。
全て捨てて0から再出発。また八方塞がり状態で抜け道を探していくよりもリスタートするほうが効率が良いことが多いです。
07:とりあえずやってみる。
頭で考えれば考える程、不安な要素やネガティブな要素が出てきて行動が取れなくなりモチベーションも下がっていきます。そのため、取り返しがつかないぐらいの大きなリスクでなければ「とりあえずやる。」ほうがいいです。
とりあえずでもやってみると人間の心理として最後まで終わらせたい、完璧を求めたいというゲシュタルト心理が働きます。人間は欠けているとなんか違和感が感じるのです。
ドラクエで例えるなの宝箱を全部開けていると1個取れないと
すごく気持ち悪くなり意地になる感じです。
完璧主義とも言えるビジネスでは失敗する原因ですがこの心理を逆手に取って、「とりあえずやってみる」習慣が出来ると自動的にモチベーションが上がるということです。
08:期限、時間を決める。
今の作業に対する期限、時間を決めるとモチベーションが上がります。何時までに、いつまでにこの作業を終わらす。と明確になればなるほど、モチベーションは上ります。また他の人を巻き込んで期限、時間を決めると更にモチベーションが上がるでしょう。
例えば、セミナーや会議で時間が決まっていてその中でアイデアを出さねばならない状況であればモチベーションが上がります。
09:掃除をする
部屋が汚れていたり、散乱しているとその状態を見て無意識的にエネルギーが落ちていき、その結果モチベーションも落ちていきます。
そのため、部屋を掃除してキレイな状態を保っていると無意識レベルでエネルギーが戻ってきて(気分が良くなる)その結果、モチベーションも上っていきます。
10:決断する
決めて断ち切ると書いて決断ですが、決断することでモチベーションが上がります。重要な決断であればあるほど決断した時のエネルギーは高まります。逆に、決断せず、優柔不断に迷い続けているとどんどんモチベーションが落ちていくので要注意です。
成功者はすぐ決断するということを言われますが、早い決断を繰り返すことでモチベーションが高まっていき波に乗れるから普通の人の何倍ものエネルギーで進めるのです。
11:目先の報酬欲求を設定する
「朝のマラソン5キロ走ったら、ご褒美にプリン食べよう!」みたいなことです。
その作業をやればその先にどんな報酬があるのか?目先の報酬を設定することでもモチベーションは上ります。
12:アファメーション
アファメーションとは自己暗示で、自分に対してポジティブな言葉を口に出して投げかけるということです。
「私はすごくエネルギッシュな人間である。」
「私は愛と感謝を実行できる人間である。」
「私はありがとうと相手に伝える人間である。」
など・・・
言葉の魔力はかなり強力で自分のことを出来ない奴だと口に出す人は
出来ない奴になっていきますし、出来る奴と言い続けている人は出来る奴になっていくのです。
注意深くあなたの周りを見渡せばその人の口癖がその人の今の人格を形成していることがわかると思います。それぐらい、言葉というのは自分の人格を変えてしまう力もある強力なものなのでその言葉をモチベーションアップに使うといいってことです。
13:スピードを意識する
ゆっくりダラダラやっているとモチベーション低下の原因になります。逆にスピードを意識してテキパキ行動しているとそういう行動に対して脳みそが勘違いし始めます。
これは自分がやりたいことなんだ!と脳みそが勘違いし始めてエネルギーを送ってくれます。
その結果、モチベーションがどんどん上がりだすのです。
14:適度な睡眠をとる
極度に睡眠不足の場合は、脳みその情報が睡眠で整理されていない状態なので頭が回りません。頭が回らないと当然モチベーションも上がらなくなっていきます。そのため、あまりにも睡眠時間を削っている場合は適度な睡眠を確保することでモチベーション回復に繋がります。
15:大きな声を出す
大きな声を出すとモチベーションが上がります。これも大きな声を出すという行動を先にすることで頭が勘違いしてやる気が出てきます。よく、スポーツでは大きな声を発していると思いますが、気合を入れると同時にエネルギーがぐんっと高まりモチベーションを上げることが出来る方法です。
家でも会社でも大きな声を出せないという場合は、一人カラオケとかでもいいでしょう。
16:運動をする
例えば、サッカーをして上を向いて大声を出して全力で走りながら同時に落ち込むことは出来ない。
という原理です。頭と体は連動しているので、活発的な運動をすればモチベーションが上がります。
ただし、過度の運動でピークを超えると逆にモチベーションが落ちるので、あなたに適度な運動をお勧めします。
一例ですがウォーキング、登山、マラソン、ジムに行くなど程よい運動を習慣に取り入れるといいでしょう。
17:短い呼吸法
短い強い息をハッハッハと20回、30回程吐くだけモチベーションが上がっていきます。
運動の原理と同様です。
18:テンションが上がる音楽を聴く
テンションが上がったことがある音楽を聴くことでモチベーションが上がります。どの音楽でも良いわけではなく、もしあなたが悲しい時に聞いていた音楽を再度聞くと悲しい気分になると思いますし懐かしい音楽を聞けばその時の懐かしい感情が湧き溢れてくると思います。
これはアンカリングといって、状況、感情と音楽が結びついて起きる現象です。パブロフの犬の原理と同じです。
この人間の心理を活用すると、モチベーションが高い時に聞いていた音楽を聞けば、その音楽がきっかけとなりモチベーションを上げることが出来るようになります。
19:痛みを得る
人間は本能的に痛みを避ける生き物ですので痛みを得ることでその痛みを回復しようとする力が働きます。その力を利用することでモチベーションが高まるということです。
具体的には、「自分が痛みを感じるぐらいのお金を投資する」とか勇気は要りますが実は一番簡単にモチベーションを上げることが出来る方法だったりします。
投資をすれば、投資資金以上に価値を得たいという心理が働くのでモチベーションが上がるのです。逆に単なる無料のもの(痛みを伴わないもの)にモチベーションを上げる力がない場合が多いです。
20:コミットする。
他人にやるべきことをコミットして守らなければならない状況を作ることでもモチベーションは上ります。ただ、約束して守られなかった時にモチベーションが落ちる可能性があるので確実に出来ることからコミットしたほうがいいです。
21:新鮮なエネルギーを取り入れる
最後は特に重要な新鮮なエネルギーです。綺麗な空気を吸うとかでもいいですし、新鮮な野菜、フルーツ、食事をするとこでもいいです。「新鮮なものを体内に取り込むことで不要なものが排出されエネルギーが戻ってきます。その結果、モチベーションアップに繋がります。
出来れば、新鮮さがあるほうがいいので、山登りや空気が澄んでいる場所のほうが良いのですが、都会にいる場合は窓を開けて空気を入れ替えるとかでもいいです。後、食事も油ものやコンビニ食、ファーストフードなど新鮮でないものばかりを取っているとエネルギーが落ちモチベーション低下の原因にもなるのでご注意ください。
以上、
すぐに出来るモチベーションを上げる21個のテクニックでした。
あなたはどのテクニックを使おうと思いましたか?
これなら出来るというものから使ってみるといいでしょう。
簡単なことであればこのテクニックだけでも活用できると思います。
また僕の場合は、状況によっては組み合わせています。
どうしても仕事が捗らない時は、まずは「16:運動して」
その後に「1:場所を変える。」×「3:新しいことをする」など。
時には、一人で沖縄や箱根、熱海などに行って
「21:新鮮なエネルギー」を取り入れたりも定期的にしています。
他には少し応用ですが、このテクニック自体を
反復させて習慣化させているものもあります。
朝のアファメーションとかは習慣化させていますし、
運動も定期的に1週間の中に2回は組み込んで習慣化させています。
4:モチベーションを継続的に上げる目的目標
では、次に簡単なモチベーションを上げる方法では上げることが出来ない時に使えたり、継続的にモチベーションを上げる方法をお伝えします。
それは目的目標設定です。
目指す目的があり、その目的に沿った目標が見えている人は
モチベーションが高い状態を継続出来ます。
例えば、
今のまま人生が進んだとしてどこに向かうかわからない。というよりも、
今からビジネスを学び実践していけば5年後には自分の会社を持ち自由自適なの生活が送れる。
道筋が見えているなら、ビジネス勉強しておこう!ってやる気出ますよね?
ということです。
では、
どうやって目的と目標を立てていくのか?
まず、目的を見つけるためには、
「あなたが今やろうとしていることは
何のためにやるのか?」
をじっくり考えていく必要があります。
一つ出たぐらいでは表面的な浅い目的になっているケースがほとんどなので、
20個30個と何のためにやるのか?を紙に書き出してくると徐々に目的がクリアになってくるでしょう。
そして、目的が出たらその次に目標を決めていきます。
この順番はすごく大事です。
目的がクリアな状態でその目的に沿った
目標を決める必要があるということです。
その目的を達成するための目標です。
今年中に100万稼ぐ!とかそういうのは目標なのですが、
目的がしっかり見えていないと、(何のために100万稼ぐのか?)
ちょっとした誘惑であったり、ダメージを受けるとすぐに潰れてしまいます。
また、目標設定は期間と具体性がかなり重要で明確になってリアルな感覚を得られれば得られるほど
達成できる感覚を得られるので必然的にモチベーションも上っていくという原理です。
5:マズローの五段階欲求とモチベーションの本質
さて、ここからは表面的なモチベーションを上げる方法ではなくもっと深い人間の欲求を踏まえた上でのモチベーションを上げる方法をお伝えしていきます。
勇気やリスクが必要になってくる分、
対価としてモチベーションは強制的に上げることが出来ます。
簡単なモチベーションを上げる方法とか、
目的目標設定も出来ないと言う場合はここからお話する方法を
勇気を持って飛び込むことで強制的もモチベーションを上げることが出来ます。
まず、その話をする上で、より理解してもらいやすいように
アメリカの心理学者マズローの欲求の五段階説をお話しておきます。
心理学を少しでも学んでいると知っていると思いますが、
簡単にマズローの五段階欲求説をお話すると、
人間の欲求には5つの段階があり(正確には6つ)、それぞれの欲求がある程度満たされると
その次の余裕を欲するようになる。というものです。
図で表すとこんな感じです。
1段階目:生理的欲求
生理的欲求というのは食べたい、寝たい、生きるために必よう不可欠な本能欲求。
明日食べるものがない、もう3日も寝ていない。というような極限状態の時、人間は何よりもまず
生きるために食べ物が欲しい、寝たいという欲求が何よりも優先されるということです。
正直、日本という恵まれた環境にいる場合はこの欲求は既に満たされている人がほとんどなので、
もはやこの欲求は今の日本人とは疎遠です。
2段階目:安全欲求
経済的安定、生活水準の安定、危険を回避したい、安全領域を確保したいという欲求。
今の暮らしの生活が維持したいとか、今の生活が出来なくなることを避けたいとか、
とかそういう欲求です。
この欲求も日本という環境ではある程度は満たされている人がほとんどです。
贅沢するとか、生活水準を高めるというのはこの次の段階です。
生理的欲求を85%満たされるとこの安全欲求を求めるようになります。
3段階目:所属と愛の欲求
家族、仲間、恋愛という欲求。
食べ物もある。生きていく上での生活水準も維持出来ている。
そうなると今度は家族、仲間、恋人が欲しくなります。
安全欲求が70%満たされているとこの所属と会いの欲求を求めるようになります。
4段階目:承認欲求
この承認欲求には低レベル、高レベル2種類あって、
マズローが言うには、
低レベルの承認欲求は、他人から認められたい、尊敬されたい、名誉権力を求める欲求。
高レベルの承認欲求は、自己評価を高めたい、自分を認めたいという欲求。
ということです。
人類の98%の人はここまでの欲求を求めています。
所属と愛の欲求が50%満たされているとこの承認欲求を求めるようになります。
5段階目:自己実現欲求(自己超越欲求)
自分の存在で生きているかどうか?という欲求。
承認欲求が40%満たされるとこの欲求を求めるようになります。
自己超越は使命を全うしているかどうか?という言葉が合うかと思います。
自己超越へは自己実現が10%満たされたら求めるようになると言っています。
この自己実現、自己超越の段階は全人口のわずか1%未満の人しか到達出来ない。ようです・・・
人間の欲求は今のステージの欲求がある一定満たされるたびに
その次の新しい欲求を求めていくようになり、
ステージが上がるほど、物質的欲求から精神的欲求に変わっていきます。
精神的欲求=所属と愛の欲求、承認欲求、自己実現、自己超越欲求
また、一回物質的欲求が満たされる経験をしていると物質耐性がつき、
物質的がみたされていなくても自己実現欲求、超越に対する活動が出来るようになるようです。
まさにガンジーやマザーテレサはこの域なのでしょう。
このマズローの五段階欲求説から読み解けることは、
今の日本の恵まれた環境にいると、生活、安全欲求はある一定満たされていることになります。
・より経済的な安定を求めたいという安全欲求。
・共感できる仲間が欲しい。愛が欲しいという所属と愛の欲求。
・生活水準を高めていい服を買っていい車に乗って他人から評価されたい承認欲求
これらの欲求が多いです。
また、経営者やビジネス思考の人に多いのが、
・自己評価を高める自分を認めるという承認欲求
であり、常に学び続けたいというのはこの欲求を満たすためということもあります。
さて、これらの人間の欲求を知って
どうモチベーションを上げる方法と繋がるのか?
といいますと、
各ステージの欲求を刺激して満足度を意図的に下げてあげれば
強制的にモチベーションが上がるということです。
今の水準を意図的に落とすわけですから禁忌的なやり方です。
でも、大成功している人ほど、この禁忌的な奥の手を知ってか知らずか使って
底知れぬモチベーションに変えていたりします。
6:強制的にモチベーションを高める奥の手
ちょっと長かったですね。
コンパクトにしようと思ったのですが・・・
まあ、それはさておき最後に強烈なことをお話します。
・・・
・・
・
強制的にモチベーションを上げる方法は、
満足している欲求を意図的に落とすことです。
その時に人間の本能が後押ししてくれるので
モチベーションが爆発的に高まります。
ドラゴンボールで例えるならサイヤ人は死の淵に追い込まれて復活すると戦闘能力が一気に上がる。みたいな感じかと思います。ん、ちょっと違うか。
生理的欲求を捨てる
<リスクレベル5のハイリスクハイリターン>
日本という環境にいる以上、この生理的欲求はほぼ満たされています。
つまり、この生理的欲求を下げるというのは日本の環境から離れるということです。
ただ、海外ならどこでも渡航したらいいとか、海外で生活すればいいという話ではなく、
あくまで明日食べることが出来るかわからない、明日の寝る所がないレベルの環境が必要です。
お金を持たず、見知らぬ土地に行けば、この生理的欲求のリスクを冒すことになり、
物凄いモチベーションが出来ます。
金城さんというアフリカで年商300億の会社を経営されている方がいますが、
アフリカに無一文で渡航して、鉄砲で撃たれる命を脅かされる経験を持ち、
まさにこの生理的欲求を下げたことで一気に飛躍されたのではないかと思います。
この生理的欲求を下げるというのは命の危険もあるので推奨しているわけではないです。
安全欲求を捨てる
<リスク2~4 ミドルリスクミドルリターン>
安全欲求を下げるというのは経済的安定を捨てるのが早いです。
わかりやすく言えば、仕事を辞めるとか、貯金を使い果たすとか、借金をするとかは
経済的安定を早く取り戻したいという気持ちになるので強力なモチベーションの源になります。
僕の場合もこの安全欲求を下げたことで
経済的安定するまで一気にビジネスに集中しました。
これは勇気が要りますが、経済安定を求める人であればあるほど強力なモチベーションの源になるので使ってもいいと思います。
今であれば、どう転んでも生理的欲求は今の日本は守ってくれているので
一気にモチベーションを上げたいのであればこれを使う価値はあるでしょう。
所属と愛の欲求を捨てる
<リスクレベル2 ローリスクミドルリターン>
次に所属と愛の欲求を捨てるということですが、簡単に言えば、今いる居心地が良いコミュニティ、グループから抜け出すということです。
刺激があるコミュニティ、居心地が悪いグループであれば所属することで成長することが出来るでしょうが、居心地が良いコミュニティにいるとモチベーションが落ちていきます。
そのため、思い切ってあなたのレベルを高めることが出来る新しいコミュニティに参加することでモチベーションを高めることが出来ます。(あまりにもレベルがかけ離れているコミュニティの場合はついていくことが困難で離脱することもあるので、適度にレベルが高いコミュニティであることが重要です。)
承認欲求を捨てる
<リスクレベル1 ローリスクミドルリターン>
人の評価や認められたい承認欲求を持っている限りは人の目が気になって
モチベーションを高めることが出来なかったりします。
こういうことをしたらあの人にこんなこと言われるんじゃないだろうか。
だから行動しないでおこうとか・・・
そのため、これらの他人の評価を捨てる事で(今の自分を認める)
しがらみから解放されモチベーションを上げることが出来ます。
高次元の承認欲求(自分を認める)、自己実現欲求、自己超越欲求のステージに行くと、
モチベーションの概念が関係なくなります。
自分を認めて自ら進んでやりたいことをやっている状態ですから、
モチベーションが上がる下がるの話ではなくなるということです。
是非、これらのステージを目指していきたいものです。
7:モチベーションを上げる方法のまとめ
さて、最後にモチベーションを上げる方法をまとめておきますと、
モチベーションを上げなくても良いことは
習慣化させてモチベーションの概念から抜け出す。
もしくは、高次元の欲求ステージを目指す。
(高次元の承認欲求、自己実現、自己超越)
<モチベーションを高める方法には3つ>
1:簡単なモチベーションアップ方法
(すぐ使える21個のモチベーションアップテクニックを紹介)
2:継続的なモチベーションアップ方法
(目的、目標を明確にすることで継続的に高めることが可能)
3:強制的なモチベーションアップ方法
(強制的にモチベーションを上げるには各欲求を捨てる。)
追伸:モチベーションを上げ過ぎるな!
散々モチベーションを上げる方法をお伝えしてきましたが、
最後に逆説的な「モチベーションを上げ過ぎてはいけない。」
ということをお伝えしておきます。
どういうことかと言いますと、
モチベーションを上げ過ぎて、
高い理想を掲げプレッシャーが大きくかかると
逆にモチベーションが下がります。
一例ですが、
登校拒否の子供が学校に通いだした時に
親が、
「友達を作りなさい。」
「勉強もしなさい。」
「あれもこれもしなけさい。」
と、どんどんハードルを上げてプレッシャーをかけてしまうと、
逆にモチベーションが下がっていき、
最悪また登校拒否の原因になるようです。
ただ、そこで、
「学校に行くなら友達も作るな。」
「勉強もしなくていい。」
とプレッシャーを下げてあげることで、
心が落ち着きほどよくモチベーションが逆に上がるのです。
つまり、
「より最高を目指し続けよう。」
「完璧であろう。」
「他人の評価を出来るだけ高めよう。」
こういったことが時として過剰になり過ぎると
モチベーション低下の原因になるので注意が必要だってことです。
こんなこと日本教育では絶対教えてくれないんですけどね。
常にもっと頑張れ!!もっと上を目指せ!勝ち続けろ!
って教育ですからね。
モチベーションが上がり過ぎている時はほどよくモチベーションを落とす。
プレッシャーがかかっているなら、思い切ってハードルを下げてプレッシャーを下げる。
そうすると、また自然とモチベーションが戻ってきたりします。
これはより長く継続していくためにはかなり肝です。
以上、モチベーションを上げる方法の記事を
モチベーションを上げるテクニックを使って
一気に記述してみました。
知識で終わらせるのでは意味がないので、
是非何か試してみられるといいかと思います。